産後腰痛｜新静岡駅前接骨院

産後腰痛に関しては、産後ケアが必須であると当院では考えています。腰痛に限らず、産後に表れる症状は非常に多く、上で紹介したようにその種類も様々です。骨盤が不安定な状態での腰痛は、痛みが大きく、持続しやすいのが特徴です。産後の女性を対象としたアンケートや統計によると、調査の規模や対象範囲によって異なりますが、産後腰痛を訴えている方は半数を超えることが多いです。

産後ケアには適応期間があります。当院及び当グループでは、出産後1か月を超えた時点から施術を開始することができます（2か月後から施術を推奨している治療院も多いです）。できれば、産後1か月から1年以内に施術を集中的に行うと、効果が期待できると考えています。

産後腰痛の生活上の原因として、ズバリ赤ちゃんのお世話や子育てが挙げられます。

子育て中に生じる産後腰痛の一因として、回数が多く長時間にわたるおんぶや抱っこが挙げられます。子どもをおんぶや抱っこすることは、非常に身体に負担がかかります。また、乳児は立てないため、目線が基本的に下向きになります。このため、体勢によっては腰に常に過負荷がかかることがあります。

さらに、睡眠時間も出産前に比べて圧倒的に短くなり、熟睡することが難しくなります。このような状態が続くと血管内の酸素不足や疲労が解消されにくくなり、これも産後腰痛に発展する可能性があります。

産後腰痛を放置すると、当然ながら痛みが悪化する可能性があります。

産後に限らず、腰痛でお悩みの方には姿勢の指導を行っていますが、産後のママさんの場合、生活が乳児中心になってしまうため、姿勢の指導が難しくなることがあります。そのため、腰痛が軽減するのが遅くなる傾向があります。

骨盤に関して何もケアをしないと、骨盤が後傾したまま広がり固まってしまうことがあります。これは女性ホルモンの影響によるものです。骨盤底筋群が下がったままになると内臓の位置も下がり、基礎代謝の低下につながります。その結果、冷え性などの症状が現れることがあります。

産後の骨格矯正を行うのが望ましいですが、腰痛の軽減のためにも何かしらの施術を受けることをお勧めします。

産後腰痛に効果が期待できる当院の施術メニューはすべてですが、特に「産後矯正」をお勧めいたします。

産後矯正の特徴としては、産後特有の骨盤の広がりを通常の位置に戻す施術と、骨盤底筋群が下がり内臓の位置が変わってしまうのを元に戻すための側腹部のストレッチ施術が含まれています。全身矯正も選択肢としてありますが、骨盤の引き締めはセルフケアが難しいため、ぜひ施術を受けていただくことをお勧めします。

産後矯正を受けると、身体全体の関節が動かしやすくなり、前屈や後屈、回旋などの可動域が向上します。そのため、産後腰痛の軽減が期待できるほか、肩こりや冷え性の軽減も期待できます。また、身体のスッキリ感や重だるさの軽減も感じられるでしょう。

ただし、一度の施術で全ての症状が軽減するわけではありません。一定期間継続して施術を受けることが産後腰痛を含む痛みの根本的な改善には重要です。

産後腰痛を軽減するために必要な施術頻度についてですが、結論から申し上げますと、痛みがある程度軽減するまで産後の方は毎日の施術をお勧めします。当院での施術後は安静にし無理のない姿勢を心がけていただきたいのですが、赤ちゃん中心の生活を送っている産後ママにとってはこれが難しい場合が多いです。そのため、できる限りご来院いただければと思います。

痛みが軽減してきた場合は、週に半分程度の施術頻度に減らしていただいても大丈夫です。もし、お子さまを見てくれる方が近くにいない場合でも、当院にはキッズルームを完備していますので、お気軽にご来院ください。お待ちしております。