悩みタイトル

身体の一部分に赤みができる(赤斑)
小さな水ぶくれが帯状にできる
皮膚の違和感やかゆみ
筋肉の痛みではなくピリピリ痺れるような神経痛のような痛みがでる

帯状疱疹は中高年の方が特に発症しやすい傾向にありますが、若年層も発症することがあります。ストレスや多忙、体調不良などが原因で免疫力が低下すると、帯状疱疹が発症しやすくなります。

身体に発疹が現れても、帯状疱疹であることに気付かないことがあるため、早めに皮膚科がある病院や当院への受診と相談をお勧めします。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹は水疱瘡ウィルスなどに感染して引き起こされる疾患です。
一般的に、身体の左右どちらかに水ぶくれが帯状に現れ、特に上半身に発生することが多いですが、まれに顔面にも発疹が出ることがあります。

この病気の症状にはかゆみやピリピリとした痛みなどがあります。水ぶくれや斑点が消失し、痛みやかぶれが治まれば施術が可能となります。

当院でも帯状疱疹の症状がある場合でも施術は可能ですが、痛みが非常に強く夜間に症状が悪化する場合は、皮膚科などの専門医療機関を受診し、痛みを和らげる薬やウィルスの増殖を抑える薬を処方してもらうことが重要です。

当院での施術はその後で問題ありませんので、その際はお気軽にご相談ください。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹は痛みが緩和され、症状が治まっても過小評価してはいけません。
この疾患は水疱瘡ウィルスに感染することで引き起こされ、一度感染するとウィルスは身体内の神経節に潜伏し続けます。
感染後、免疫システムが抗体を生成するため通常の生活では心配ありませんが、ストレス、疲労、年齢などが原因で免疫力が低下すると、再び帯状疱疹が発症する可能性があります。

帯状疱疹の症状が治まった後でも痛みが残ることがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と呼び、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。

例えば、角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの目に関連する合併症があり、重症化すると視力低下や失明につながることがあります。
また、顔面神経麻痺や耳の神経にも影響を及ぼし、耳鳴り、難聴、めまいなどの症状が現れることがあります。

痛みが続く間は、施術を継続することが重要です。早期の対策と定期的な施術によって、合併症のリスクを軽減できますので、お気軽にご相談ください。

帯状疱疹後の軽減方法

前述の通り、帯状疱疹後に痛みが持続する場合、それは帯状疱疹後神経痛の可能性が考えられます。

当院では、自律神経の興奮を抑える施術と自己免疫力の向上をサポートする施術をお勧めしています。
ただし、皮膚の炎症を抑える施術については当院では提供できないため、施術の一環として、皮膚科のある病院や整形外科での施術も同時に受けることをお勧めします。

通常、水ぶくれや発疹は約1ヶ月で消失することが一般的ですが、帯状疱疹後神経痛の症状は個人差があり、数ヶ月から数年にわたる期間がかかることもあります。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

帯状疱疹後の症状軽減において、当院でおすすめする施術メニューは「鍼施術」です。

帯状疱疹に伴う水ぶくれ、かゆみ、発疹などの皮膚炎症がある場合や強い痛みが出ている場合、通常の手技施術はお勧めしません。手技施術は皮膚に過度な刺激を与え、逆に炎症を拡大させる可能性があります。
当院の鍼施術では、皮膚への刺激を最小限に抑えることが可能です。

鍼施術により、自律神経を調整して交感神経を鎮静化し、副交感神経を優位にすることで、神経痛特有のピリピリとした痛みやヒリヒリ感を軽減することが期待されます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼施術を受けることで、帯状疱疹後の症状軽減には以下の効果を期待できます。

自律神経の調整: 鍼施術は自律神経を整える効果があり、特に交感神経の過敏を抑えるのに効果を期待できます。

神経痛や痛みの軽減: 筋肉に鍼施術を行うことで筋肉が緩和され、痛みが軽減されます。
また、鍼は血管を拡張させ、不純物や老廃物の排出を促進し、自己免疫力を向上させる効果もあります。

疲労回復とストレス緩和: 鍼施術による自己免疫力の向上により、自律神経の乱れが減少し、体調が安定します。これにより、ストレスの緩和が期待され、好循環のサイクルが生まれます。

また、帯状疱疹はストレスが原因で再発することが多いため、日常生活でのストレス管理やセルフメンテナンスも大切です。

快適な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。何かご質問やご相談がありましたら、お気軽にお知らせください。

軽減するために必要な施術頻度は?

帯状疱疹後神経痛を軽減するために、週に2~3回の施術をお勧めいたします。
ただし、通院は連続した3日間などではなく、例えば月・水・金のように1日置きのスケジュールをご検討いただければ幸いです。

通院の際には毎回鍼施術が行われることが望ましいですが、鍼施術は深い筋肉にアプローチできる一方、血流の過剰な促進により、のぼせやめまい、頭痛などの症状が出る可能性があります。
そのため、体調面も考慮して週に3回程度の通院が最適だと考えています。