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耳鳴りの原因は、一般的には【耳鳴りとしての症状】と【耳鳴り以外の症状から起因するもの】の2つに分類されます。

耳鳴りとしての症状は、片耳からの聞こえる耳鳴りや両耳からの聞こえる耳鳴り、低音の「ザー」という音や金属音の「キーン」という耳鳴りなどが該当します。

一方、耳鳴り以外の症状から起因する場合、耳が遠くなる、めまいがする、自分の声が響く、全身に不快感がある、頭痛、肩の張り、動悸、ストレートネックなどの症状が関連しています。

どちらの場合でも、放置すると症状が悪化する可能性が高いため、早めの処置が必要となります。
耳鳴りが持続し、日常生活に支障をきたす場合は、医師や専門家に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

耳鳴りに対する当院の考え

当院では、耳鳴りに対して自律神経系の施術を提案しています。
自律神経性の耳鳴りは、身体が常にストレスや緊張状態にあることから生じる場合が多いです。
うつ病やメニエール病などによっても引き起こされることがあります。

耳鳴りに過敏な状態にある場合、その背後には興奮性の交感神経が関与しています。耳鳴りを軽減させるためには、副交感神経が優位に働くリラックス状態を促す必要があります。
自律神経のバランスを整えるために、日常生活の乱れや姿勢の問題にアドバイスや姿勢矯正などを行い、自律神経の乱れを繰り返さないようにサポートいたします。

また、デスクワークによる骨格の歪み、特にストレートネックが耳鳴りの原因となる場合もあります。
その場合も適切な施術やアドバイスを行い、骨格のバランスを整えることで耳鳴りの軽減を目指します。

耳鳴りを放っておくとどうなるのか

耳鳴りを放置すると、突発性難聴や加齢性難聴などの状態が引き起こされる可能性があります。

突発性難聴は、ストレスや血流障害などの原因により、耳の中の有毛細胞と呼ばれる組織がダメージを受けることで発症します。
一度有毛細胞が傷つくと、音を感じ取りにくくなり、難聴が起こる可能性があります。

また、加齢や騒音などの影響により、有毛細胞が壊れてしまうことで加齢性難聴が発生します。
有毛細胞が一度壊れてしまうと、元に戻すことはできません。そのため、放置することは危険です。

ストレートネックに伴う耳鳴りは、症状が進行している可能性があります。
この段階では、セルフケアだけで軽減させることは難しい場合があります。そのような場合は、整形外科や整骨院、接骨院などを受診することをお勧めします。
放置すると痛みや耳鳴り、めまいなどの症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。お心当たりのある方は、早めに専門機関を受診するようにしましょう。

耳鳴りの軽減方法

日常生活の見直しは耳鳴りの軽減や予防に役立つ方法です。
以下に、ストレスの緩和と生活習慣の整え方について詳しく説明します。

【ストレスの緩和】
①相談できる人を持つ: 悩みやストレスを1人で抱え込まず、信頼できる友人や家族、専門家に相談しましょう。話すことで心の負担が軽減される場合があります。
②趣味やリラックス法: 趣味やスポーツ、旅行など、楽しい活動やリラックスできる時間を取り入れましょう。自分に合った方法でストレスを解消することが大切です。
③リラックス法の実践: ヨガ、瞑想、深呼吸、入浴、音楽鑑賞など、日常生活の中でリラックスできる瞬間を作りましょう。定期的に行うことでストレスの蓄積を防ぐことができます。

【生活習慣の整え】
①規則正しい食事: 1日3食のバランスの取れた食事を心掛けましょう。特にビタミンやミネラルを含む新鮮な野菜や果物、健康的な脂肪、良質なタンパク質を摂取することが重要です。
②十分な睡眠: 睡眠は体と心の回復に不可欠です。毎日一定の就寝・起床時間を設定し、質の高い睡眠を取るように心掛けましょう。
③軽い運動: ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は自律神経のバランスを整える助けになります。適度な運動を取り入れ、日常的に活動的な生活を送ることが良い影響をもたらすことが期待できます。

耳鳴りの軽減に効果的な当院の施術メニューは?

耳鳴りの原因は突発性難聴やメニエール病、ストレスや老化などが一般的です。
症状の軽減には個人差がありますが、多くの方は首の血流を改善することで軽減が期待できます。

当院では、自律神経へのアプローチを行っています。
自律神経系の耳鳴りは、ストレスにより身体が緊張状態になることから生じます。感情的な要素も大きく関与しています。

具体的な施術メニューとしては、「鍼灸施術」と「骨盤矯正」があります。
これらの施術により、交感神経の緊張を和らげ、副交感神経の働きを促進する効果が期待されます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院では自律神経系へのアプローチを行います。
鍼灸施術や骨格矯正を受けることで、交感神経の活動を抑え、副交感神経の働きを促進しリラックス効果を得ることが期待できます。

特にメニエール病やストレートネックと診断されている方には、頭痛といった合併症の症状が多く見られます。
ただし、鍼灸施術後には体内の血流改善が期待されますが、施術後にだるさや倦怠感を感じることもあるため、水分補給に気をつけて、通常よりも多めに水を摂取することをおすすめします。

軽減するために必要な施術頻度は?

耳鳴りを含むあらゆる症状について、一度の施術では一時的な軽減が見込まれるものの、完全な根治は残念ながら難しいです。

症状の軽減には時間がかかる場合があります。
症状が蓄積しているため、耳鳴りが一時的に消失するまでには、可能な限り週に3回以上の通院をおすすめします。
その後は週に1回のペースで通院しながら経過を見ていきましょう。

症状が強い場合には、整形外科との併院も検討できますので、痛み止めなどの処方を受けるために相談してください。