肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨はがしとは肩甲骨周りの筋肉を緩めたり、普段マッサージなどでは届かない深部の筋肉までほぐす事が出来る治療です。肩甲骨をあまり動かせていないと肩甲骨の周りに存在する筋肉、血管、神経などがぴったりとくっついてしまい、その状態で肩甲骨を動かす事により痛みが出てきてしまいます。その周辺に存在する神経や血管、筋肉(菱形筋、肩甲挙筋)にアプローチをかける事により、今まで困っていた肩の痛みや、動かしづらさなどを改善していきます。菱形筋とは肩甲骨を下に引っ張って内側に動かしてくれる作用を持っていて、肩甲挙筋は肩甲骨を上に引き上げてくれる作用を持っています。肩甲骨はがしは基本的にこの二つの筋肉にアプローチをかけていき、筋肉が緩むことにより肩を動かしやすくすることが出来る治療になっています。
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肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨周りが固くなってしまう原因はいくつかあります。その中でも最も多いのが姿勢不良です。普段デスクワークのお仕事が多い方やスマートフォンを触っている時間が長い方などがとても多いイメージがあります。二つに関連していることが前かがみの姿勢になってしまっている事です。前かがみの姿勢が長くなると筋肉が引き伸ばされてしまい、引き伸ばされた筋肉と縮まった筋肉に負担がかかってしまい負担がかかってしまった筋肉は柔軟性を失ってしまいコリや痛みが出てきてしまいます。柔軟性が無くなると痛みやコリだけでなく肩の可動域制限も出現し、四十肩や五十肩、ひどい方だと頭痛なども出てきてしまう事もあります。ですので肩の動かしづらさや痛み、コリなどがある方は悪化しないように早めに肩甲骨周りのケアをしましょう。
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肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしのメリットはいくつかあります。一つ目は肩の動きがすごく良くなります。肩甲骨周りにある菱形筋や肩甲下筋という筋肉をお主に緩めていきます。これらの筋肉は肩甲骨を上に引き上げたり、引き下げたり内側に動かしたりする作用を持っています。これらの筋肉が肩甲骨に付着することにより肩甲骨の動きが悪くなってしまいます。ですのでこれらの筋肉を緩める事により肩の可動域、肩甲骨自体の動きも良くすることが出来ます。二つ目は血流がとても良くなり首のコリや肩のコリの軽減にもつながります。肩甲骨はがしを行うと肩甲骨が正常の位置に戻り、胸を張る姿勢になり肩や首の負担がとても軽減され、姿勢改善にも繋がります。肩甲骨はがしは肩の動きを良くするのと他に、血流なども良くし、代謝を上げて姿勢改善にも効果がありますよ。
自分でできる肩甲骨はがし
自宅で出来る肩甲骨はがしをご紹介します。腕を伸ばす動作をするのでなるべく広い所で行いましょう。まずハンドタオルを用意します。①椅子に座りタオルの端と端を持ちます。そして腕を伸ばした状態で上にあげます。この際に腕が曲がらないように注意しましょう。②次に腕を伸ばしたまま頭の上を通り後ろに腕を持ってきます。この時も腕は曲げずに胸を張る事を意識しながら行いましょう。胸を張る事で肩甲骨の動きが更に上がるのでポイントです。③最後に下げた位置で10秒間キープしましょう。この時に腕を動かしてしまうとケガをしてしまう可能性があるので気を付けましょう。①~③を10回程度行ってください。初めての方などはまず5回くらいやって段々回数を上げていくのも効果的です。
当院の肩甲骨はがしとは?
首肩周りや背中などに張り感がある方や、腕の上がり方や肩の可動域があまりない方などにとてもおすすめさせて頂いています。当院の肩甲骨はがしは、首肩や背中の張り感や肩の可動域の改善はもちろん、その他にもたくさん効果はあります。背中には褐色脂肪細胞といった細胞があります。その褐色脂肪細胞の活性化を図り、代謝が上がり、美容痩身効果などが見られます。次に姿勢改善も見られます。肩甲骨周りにはたくさんの筋肉が存在します。中には肩の内巻きを強くしてしまう筋肉や、背中の丸みを強くしてしまう筋肉もあります。その筋肉を直接アプローチをかけていき、筋肉を緩めていき、姿勢改善をしていきます。姿勢が改善されれば自然と肩や首にかかってくる負担が少なくなるので首、肩こりなども改善されていきます。